「システム金融」とは、平成に入って誕生したヤミ金融です。
従来のヤミ金融とは違い巧妙で知能犯的な犯罪集団です。
こう書くと、 IT技術を駆使したサイバー犯罪を連想してしまいそうですが、それほど高度な技術を使うわけではありません。
システムといっても道具は電話とファックスそして郵便だけです。
ターゲットは中小零細事業者で商工ローンから流れた顧客名簿を、多くの同業者の間で共有化して使用しています。
融資の勧誘はダイレクトメールとファックスで、営業と実務説明は電話、取引はファックスを利用します。
申し込み書や自己申告用紙、小切手・手形のコピーなど、必要な書類はファックスで送り、現物はあとで郵送する方法です。
これならいちいち対面する必要はないので、借りてにとっても精神的に楽です。
しかもシステム金融に手を出す人は、大体の場合、切羽詰っていて時間がありません。
それで便利だということで落とし穴に落ちてしまうのです。
システム金融は「ファックス審査」と称してスピード決済を売り物にしています。
手形の決済当日など、あと何時間も余裕がない人達が午前中に電話すれば間に合って、処理が可能であるということが最大の特徴です。
もちろん、これまで見てきた他のヤミ金融と同様、審査とは名ばかりで実際は何もしていません。
ちゃんとして金融機関のふりをして獲物がわなにかかるのを待っているところは同じです。
システム金融が他のヤミ金融と違うのは、
正体や居場所が掴みにくくなっているために、摘発を逃れやすいということです。
電話やファクスだけで営業するために、債務者に知られるのは電話番号だけで、郵便物を郵便局留めにしておけば、住所はいい加減でも、ウソでもいいことになります。
そうなると警察もなかなか踏み込むことができず、
摘発が難しくなります。
やばいと思ったら電話を止めればいいのであり、その電話だって誰の名義かわかったものではありません。
転送機能を使って所在場所をごまかすことができるうえに、摘発を逃れるために、電話番号も頻繁に変更しています。
システム金融の貸付金の回収は、借り手である中小零細事業者から売り出された手形や小切手で決済させる方法をとります。
借り主は自分の手形や小切手が不渡りになると銀行取引停止になって会社が倒産してしまいますから、せっせと返済を続けます。
そのために苦労して取り立てをする必要がありません。
借り手の多くはもうどこからも資金を貸してもらう事ができない状況で、かなり資金繰りに行き詰まっています。
だから相手がどんなところであっても、金利がいくらであっても、かまわずお金を借りようとするわけです。
そのようないつパンクするかわからない相手にお金を貸すのは大きなリスクですが、そのためにシステム金融は金利を高くし、相手が弱ってくると、1回の返済額を多く、期日をさらに短くして回収してしまいます。
借り手がいかに一生懸命に返済を繰り返したとしても、異常な高金利に加えて、システム金融はグループで借り手をたらいまわしにして儲けていきますから、借り手は遅くても、3ヶ月で倒産します。
システム金融でもこのことは百も承知で、3ヶ月後に倒産されても元金はすっかり回収し、利息で十分に儲けてしまっているのです。
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