「日掛け金融」、正式名は、日賦貸金業といいますが、

 

出資法の特例で上限金利が54.75％まで認められています。

 

融資の対象は、従業員5人以下の小規模個人事業主に限られていますが、日払いということから、飲食業や美容院など、日銭の入る商売を中心として利用されています。

 

たいてい数十万円から100万円程度貸し付け、返済は100円以上の分割で日払い。

 

集金の方法は、土曜日、日曜日、祭日を除いて10日間に7日、の訪問集金です。

 

ところが、この形態を利用した闇金融が暗躍するようになりました。

 

日掛け金融は事業主以外に貸し付けることは違法なのですが、ヤミ金融は、主婦、風俗嬢、タクシー運転手、多重債務者など、サラ金から敬遠されているような人を対象に貸し付けています。

 

日掛け金融では、毎日の集金が認められていますから、これが借り手にとって厄介なことにもなっています。

 

一番の問題は、日掛け金融を装って貸付対象以外へ融資した場合の罰則規定がないことです。

年利54.75％
・・・合法

 

毎日集金
・・・合法

 

従業員5人以下の事業主に対する融資
・・・合法

 

毎日集金していることにして、事業主に貸し付けていることにすれば合法で高金利がOK
↓
誰に貸し付けていても罰則がない

 

 

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